今回の記事では、正社員とフリーランスの違いや、それぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。
正社員とフリーランス、どちらが良い?
近年、働き方の多様化により「正社員として働くか、それともフリーランスとして独立するか」で迷う方が増えているように感じます。
私自身、正社員からフリーランスへと転身し、現在はフリーランス歴9年目の38歳エンジニアです。両方の働き方を経験してみて、それぞれに大きな違いとメリット・デメリットがあると感じています。
この記事では、正社員とフリーランスの違いを体験談を交えて整理したので、「自分にはどちらが合っているのか」を考えるヒントにしてみてください。
正社員とフリーランスの違い
まずは基本的な違いを整理してみました。
項目 | 正社員 | フリーランス |
---|---|---|
働き方 | 会社に雇用される | 個人事業主として契約 |
収入 | 固定給(安定) | 案件・スキル次第(変動) |
福利厚生 | 社会保険・年金・有給休暇あり | 国民健康保険・国民年金、福利厚生なし |
キャリア形成 | 会社の研修や昇進制度によるステップアップ | 自己責任でスキルアップ |
働く場所・時間 | 原則会社に従う | 案件によっては相談できたり、勤務体制を選べる場合がある |
このように「安定を取るか、自由を取るか」が大きな違いといえます。
正社員のメリット・デメリット
✅ 正社員のメリット
- 安定した給料が得られる
- 社会保険・年金・福利厚生が整っている
- 教育や研修によりスキルアップの経験が得られる
- 同僚や上司など困った時の相談先がある
❌ 正社員のデメリット
- 収入が上がりにくい(特に年功序列型の傾向がある企業)
- 勤務地や勤務時間の自由が少ない
- 人間関係のストレスが避けにくい
- 副業が禁止されている場合がある
フリーランスのメリット・デメリット
✅ フリーランスのメリット
- 実力次第では収入を大幅アップさせることが可能
- 案件によっては働く時間・場所を自分で選べる
- 案件を選べる自由がある
- キャリアを自分でデザインできる
❌ フリーランスのデメリット
- 収入が不安定になりやすい
- 社会保障は自己負担となる(国保・国民年金)
- 税金や経理を自分で管理する必要がある
- 最初の内は孤独感や精神的プレッシャーが大きい
体験談:正社員からフリーランスへの転身
私は専門学校を卒業後、正社員としてIT業界に入りました。
当時の初任給は 月18万円。安定はあるものの、変わらない毎日を過ごすことが多く、スキルや将来の収入面にはとても不安がありました。
その後、友人の紹介をきっかけにフリーランスへ転身しました。
独立当初はアピールできるスキルが少なく、案件探しでは何度も面談を繰り返すなど苦労の連続でした。さらに、案件選びを誤り、自分のスキルに合わない業務に携わった結果、期日までに作業を終えられるか不安に感じることもありました。
しかし、そうした失敗や試行錯誤を重ねてきたからこそ、経験が力となり、現在ではインフラ系エンジニアとして 月単価50万円(税抜)・税込55万円 を安定して得られるようになりました。
もちろんフリーランスには責任も伴います。案件がなければ収入はゼロですし、確定申告や健康管理も自分次第です。ですが、正社員時代よりも生活に余裕ができ、働き方の自由度は向上しました。
まとめ:どちらが自分に合っているかを見極めよう!
- 正社員としての現状にある程度満足していて「安定」を求める人に向いている
- フリーランスは「自由と収入アップ」を目指したい人に向いている
どちらが正解というわけではなく、自分のライフスタイルや価値観に合った働き方を選ぶことが大切です。
私の経験上、フリーランスに挑戦するなら まず正社員でスキルと実績を積み、その後独立する流れ がもっともリスクが少なくおすすめです。
ただし、フリーランスに挑戦したいのであれば、正社員として言われた事だけをやっていては意味がありません。
大切なのは 「自分で課題を見つけ、解決する力」 を鍛えることです。独立すれば上司も先輩もいません。案件の選び方から進め方、トラブル対応まで、自分考え判断しなければなりません。
そのためには、今のうちから 主体的にスキルを磨き、色々な経験を積み重ねること が重要です。さらに、技術力だけでなく「お客様とのコミュニケーション」「期限を守る習慣」なども信頼を得るための武器になります。
小さな実践としては、副業や資格取得、社外勉強会への参加がおすすめです。
※副業については会社にバレない方法について記事を執筆する予定ですので、しばらくお待ち下さい。
こうした積み重ねが、フリーランスになったときに安定して案件を獲得できる大きな力になります。
これから独立を考えている方は、ぜひ本記事を参考に、自分に合った働き方を選んでください。
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