フリーランスとして働いていると、必ず訪れるのが「案件終了」のタイミングです。
契約期間の満了や案件の終了により、次の仕事をどうつなげるかは常に大きな課題になります。
私自身もフリーランスになってから何度もこの局面を経験してきました。ここでは、その体験をもとに「案件終了後の動き方」と「仕事を途切れさせないための工夫」をまとめてご紹介します。
案件終了が近づいたら動き出す
フリーランスにとって最も避けたいのは「案件が切れてから探し始める」ことです。
当案件が途切れてから探した場合、契約が決まるまでの期間は収入がありません。
案件の終了が見えてきたら、少なくとも 1〜2か月前 から次の案件探しの準備を始めておくのが理想です。
エージェントを利用する場合の準備としては下記となります。
- エージェントに終了予定を伝えておく
- 希望する条件(単価・業務内容・勤務地など)を整理しておく
- スキルシートを最新の情報に更新し、これまでの案件で培ったスキルをアピールできるように準備しておく
私の場合はSES契約で案件探しをしていますので、案件を継続する場合は基本的に更新前にエージェントさんから連絡が来ることになっています。
もし、案件を変更したい場合などは「来月で終了を考えているので、次の案件を探しています」と早めに伝えておいたことで、途切れなく案件を獲得できたことが多いです。
※SES契約について記事を書いていますので、興味があれば読んで頂ければ嬉しいです!
SES契約で働くフリーランスのリアル|9年の体験から見えたメリット・デメリット
案件が途切れてしまった時の対策
もちろん、どんなに準備していても案件がすぐに決まらないこともあります。
私自身、過去に参画先の準備が整わず「数週間収入が途切れた」経験がありました。その経験から学んだのは以下の点です。
- 生活費として半年〜1年分の貯蓄を確保しておく
- 案件がない期間を有効活用し、次の案件に役立つ学習や資格取得に充てる
- 自分の市場価値を見直し、スキルセットを整理する
ただ「待機して不安になる」のではなく、この期間をリフレッシュや次のステップにつなげる時間として活用することで、前向きに乗り越えられます。
エージェントとの信頼関係が鍵
案件終了後、スムーズに次の仕事が見つかるかどうかは、エージェントさんとの良好な信頼関係を築けているかが鍵となります。
私はエージェントさんと密にコミュニケーションを取ることで、案件が途切れることなく働き続けられています。特に意識しているのは以下の3点です。
- 案件で困ったことは早めに共有する
- 現場で困ったことや悩みをこまめに共有することで、エージェントさんはあなたの状況を正確に把握し、適切なサポートをしてくれます。
- 無理に条件を下げず、自分の希望をきちんと伝える
- 自分の希望を正直に伝えることで、エージェントさんはあなたに本当に合った案件を探しやすくなります。無理に妥協すると、後でミスマッチが起きる可能性が高まります。
- 案件継続の意思がない場合は、事前に相談する
- 継続の意思がない場合は、終了予定日の1〜2ヶ月前には次の案件について相談を始めましょう。エージェントさんも早めに動くことができるため、スムーズに次の仕事が見つかる可能性が高まります。
これらの行動を心がけることで、エージェントさんはあなたの心強い味方になってくれます。
案件終了後を成長の機会にする
案件終了は不安もありますが、逆に「キャリアを見つめ直す良いタイミング」でもあります。
- 今後、どんなスキルを磨くべきか?
- 単価を上げるために、どんな経験が必要か?
- 将来的に上流工程やリーダー職を目指すのか?
こうした視点を持って次の案件を選ぶと、ただ「つなぐための案件」ではなく、自分の成長につながる案件を獲得できる可能性がぐっと高まります。
まとめ
フリーランスにとって案件終了は避けられないものですが、事前準備と心構え次第で、その不安は大きく軽減できます。
- 終了予定が見えたら、早めに次の案件探しを始める
- 案件が途切れた期間も、学習や自己投資に充てる
- エージェントとの信頼関係を大切に築く
- 案件終了をキャリアを見直す機会と捉える
私自身も「案件終了」を何度も経験しましたが、そのたびに新しい学びや成長につながりました。
これからフリーランスを目指す方、すでに活動中の方も、案件終了後の動きを意識して準備しておくことで、安定したキャリアを築けるはずです。
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